七日間ゲーム



慧の死体だった。


息の音や、心臓や脈の鼓動さえ感じられない。


『いやぁぁぁ!!!』


そう叫んだつもりなのに、恐怖で声が出てこなかった。


体から流れ出す血はすでに固まっており、至るところに傷口がある。


これは自殺とは思えない。


芽依はそう思い、怒りを感じながら、冷たくなった慧の亡骸に触れた。



その時………