芽依は夢を見た。 それはタイムマシーンのような機械に乗って移動する夢。 「ん……?」 その夢から覚めた芽依は、目を点にして、周りを見渡した。 さっきまで真っ暗だったのに、明るくなっていたのだ。 それどころか、芽依が居たのは公園ではなく、さっき来た、テトラポッドのある海だったのだ。 「何で?!今のは夢じゃなかったの?!」 芽依はパニックになり、後ろに少し後ずさった。 トン 足に何かがぶつかった気がして、芽依は下を見た。 そこに有ったのは………