結局、慧を探し出すことは出来ないまま、あっという間に日中間になっていた。 芽依は、さほど美味しくはない食堂で、遅くなった食事を簡単に済ませた。 店頭で会計を済ました後、店を出てからハッとした。 「あ、まだ行ってない場所あった…。」 とフッと思いだし、その場所に向かって足を進めた。