部屋に入り、ベッドに倒れ込んだ。


「………慧、一体どこにいるの?」


と呟きながら、天井を見た。



芽依はしばらくボーッと天井を見ていた。

「慶一たちには悪いけど、やっぱり、慧を探しに行きたいな……」


と考えた。


明日、学校に行くフリをして、二人でデートした思い出の場所を巡ってみようと考えた。


芽依は、部屋に飾ってある、慧とのツーショット写真を見て、


「慧、待っててね。あたしが探してあげるから。」


と囁き、いつもより早いが、ベッドにもぐり込み、就寝した。


芽依side.end