慧は、もともと幼馴染みだったため、家族全員が付き合ってることを知っているのだ。 「……違うもん。」 喧嘩なんかじゃない。 喧嘩だけだったら、どれだけ良いだろう。 喧嘩してもいいから帰ってきてほしい。 ただ連絡だけでもしてほしい。 芽依は涙が出そうになったが、抑えて、箸を茶碗の上に置いた。 「ごちそうさま」 と手を合わせ、皿を一つにまとめて、流し台に運んで、自分の部屋に向かった。 いつもの芽依とは様子が違うので、家族のみんなは首を傾げながら、目を見合せてた。