「ほら、浮気って決まった訳じゃないじゃん?メールするってこと、忘れてたのかもしれないし、芽依のメールに気付かなかったのかもしれないじゃん?」


と琉嘉がフォローする。


「忘れるわけないよッ!!あたしにメールするのは慧の日課なんだから!!!


絶対浮気だぁ!!!慧のやつ、絶対に許さない~!!」


と芽依は机に突っ伏した。


呉羽と、琉嘉と、慶一は心配したような顔をしながら、ため息をついた。


するとチャイムが鳴り、先生が教室に入ってきた。


慧は、まだ、登校してこない。