慧は、


俺って、どうなるんだろう……。


と考えた瞬間、



グサグサグサッ!!!!



不気味な音と同時に、身体に鋭い痛みを感じた。


それは身体の一部ではない。


身体全体的にだった。



呼吸が乱れる。


動くと、えぐられるように痛む。



慧は目だけを動かし、下を見た。


そこにはとても鋭利な、巨大な剣山の様なものが一面に敷き詰められていた。


自分から流れたと思われる血が、大量的に流れている。



慧は痛みと、哀しみと、虚しさで涙が流れた。


そして慧は鋭い痛みの中、息を引き取った。


慧side.end