「え……………呉羽、どういうこと?あの事……覚えてるなんて……。 記憶は?!記憶、失ったんじゃなかったの?!」 琉嘉は更に動揺した。 「記憶………?ああ、記憶失ったなんて嘘だよ。全部演技してた。 だから全部覚えてるよ。慶一たちが私にしてきた卑劣な苛めも、もちろん、琉嘉が私を裏切ったこともね」 と呉羽は琉嘉を睨み付けながら言った。