息苦しそうにしている呉羽に母が気付き、 「大丈夫………?」 と背中を擦ってくれた。 大丈夫じゃない………。だけど心配はかけられない……。 だけど怖いし、悲しい……。 「また友達がいなくなっちゃった………」 呉羽は静かに涙を流しながら呟いた。 母は何も言わず、頭を撫でてなだめてくれた。 すると突然電話が鳴り響いた。 母が電話を取る。 「………はい娘に伝えときます。」 また連絡網みたいだ。