「早速聞くわ?慶一の居場所知らないかしら?」 『え、慶一、居ないんですか?!』 琉嘉は、ちょっと心配そうで、驚きの声をあげた。 「………ええ。ってことは琉嘉ちゃんも知らないのね?」 『はい………』 琉嘉は申し訳なさそうに返事した。 『いつから……慶一は居ないんですか?』 琉嘉がさっきの先生と同じことを聞いてきた。 「あたし、ちょっと出掛けてたから分からないの。今、帰ってきところで、慶一の靴がないから怖くなって………」 『そうですか……』