「…めちゃくちゃ絵になってるよ。」 「え。」 「かっこいい俊と可愛い海子。 2人が話してる姿って絵になってる。」 「しかも笑いあって。 理想のカップルじゃん。」 理想のカップル。 俊がかっこいいのは分かるけど、私は可愛くないもん。 「めっちゃくだらねぇ。」 「え!?」 ミルクティーを一気に飲み干して、俊は立ち上がった。 「ど…どこに行くの?」 「ん? トイレだけど。 離れたくないならついてくる?」