【続】WolfPrince1







もしも淳太君じゃなければ。





「桜…京…介…って知ってる?」



「あぁ。
小学校の同級生なんだ。
んで…海子さんとはただの幼馴染って。」





…きっと淳太君。





知らなかったんだ。





私と…京介の本当の関係。





「っざけんな。
んな嘘をよくつけるな。
まじで見そこなうよ。」



「お願いだ、俊。
俺を信じてくれ。
本当に知らなくていい。
京介は言ってた。
幼馴染として海子が心配だって。
だから近況とか教えてほしいって。
んで東京に行くって言ったら、アドを間違って消したから送ってほしいって。
本当だよ。
お願いだから、信じてくれ。
俊…--!!」