【続】WolfPrince1








ただ苦しかった。





私のせいで二人の仲が壊れてほしくなかった。





何か分からない痛みが貼りのように突き刺さる。




「…教えたろ。
こいつの元カレに、俺らの事。」



「え!?」





初めて知る真実に口を押さえて優加は驚いた。




「優加さん。
信じたくないですよね?
俺も海子も同じです。
信じたくない。
でも本人から聞いてしまったんです。
もうそらせない事になってしまった…-」