【続】WolfPrince1








頬へ当たる痛み。




「いった…-」



「海子!!
ごめん、ごめんね。
淳のせいで…。
淳!!二人に何したのよ。」






優加は何も知らないまま淳太君に叫んだ。






店にはお客さんもいなかった。





それだけ…安心できた。




「知らねぇよ・
俺だって…」




「海子、悪かった。
本当にごめん。」






俊はしゃがみこんで私の頬を撫でた。