4人で…か。




東京は何回も行った事がある。




そして…。




嫌な思い出がよみがえる場所でもある。




「ねぇ…。
海子、やっぱりさ。
俊クンに言いなよ。
確率的に低いっていっても0じゃないじゃん!」




確かに。




“彼”に逢う確率は少ないけどある。




でも言いにくいよ。




後…絶対に心配する。




「心配させたくない。
もう他人だし。」


「でもばったりと会って、知ったら絶対に俊くん。
嫌な気分になるよ。
どうして教えてくれなかった?
まだ好き?って。
海子が俊クンの過去を気になるように俊クンも気になってると思う。」