「俊ってミステリアスだよな。 謎に包まれてるっつーか。」 うんうんと私と優加もうなずいてしまう。 付き合うといっても私はまだ俊をあまり知らないのかもしれない。 俊の過去の恋はもちろん知っているけど。 俊の家族は…。 「海子? ボーとしてどうしたの。」 優加は無言の私を不思議そうにのぞきこんできた。 きっと私は…。 悲しい顔をしていたはずだ。 だって俊が私を見つめている。 不安を隠すな。 全てを押し殺すな。 つらい時こそ、苦しい時こそ。 不安な時こそ。