【続】WolfPrince1







「ほらな。
優加さんは逃げたりしない。
もしかしたら淳太よりも強いかもしれない。
そんなの海子が一番分かってんじゃん。
な?信じてやろうぜ。
2人の事。」



俊は扉へもたれて、腕組をしながら言った。





私をとらえる視線はとても優しくて。





そうだよね…、俊。





私が信じてあげないで、一体誰が信じるというのだろう。





友達なら信じてあげなくちゃいけないし。





ましてや…親友ならなおさら。