【続】WolfPrince1






え。




本当に淳太君いたの!?



「で…でも。」


「逃げないのが優加さんの良さですよ。」




そう言って俊は私を1室に入れた。





つまり外には優加1人。




「もうここは優加さん次第だろ。
本当に好きなら行くだろうし。
あんまりだったら行かないだろうし。」





俊。





きっと優加は行ったよね。





そう思うでしょ。






だから戸に手をかけているんでしょ。