「豊が伝えてほしいといってきたので俺が代わりに言います。 豊は自分の不注意で足を骨折しました。 こんな大切な時期に、部長として情けない。 豊はそう言って、俺に部長をやれ。 そう言って来たんです。 俺は断りました。」 皆、誠也君を見ていた。 今回の3年にとってラストステージ。 豊という最高の選手抜きで戦わなくてはいけない。 1人1人、ソレを感じていた。