【続】WolfPrince1







「豊が伝えてほしいといってきたので俺が代わりに言います。
豊は自分の不注意で足を骨折しました。
こんな大切な時期に、部長として情けない。
豊はそう言って、俺に部長をやれ。
そう言って来たんです。
俺は断りました。」



皆、誠也君を見ていた。




今回の3年にとってラストステージ。




豊という最高の選手抜きで戦わなくてはいけない。




1人1人、ソレを感じていた。