「でもあいつ。 俺と2人でいると、話の中にいつも千春ちゃんが出てくる。 それって気になってるって事じゃねーの?」 そう言ってタオルと水筒を私に預けて、俊は中へ入って行った。 「気になってる…か。」 確かにさっきの話からしても、日ごろの態度にしても脈は大アリだとは思うけど。