【続】WolfPrince1






「でもあいつ。
俺と2人でいると、話の中にいつも千春ちゃんが出てくる。
それって気になってるって事じゃねーの?」



そう言ってタオルと水筒を私に預けて、俊は中へ入って行った。




「気になってる…か。」



確かにさっきの話からしても、日ごろの態度にしても脈は大アリだとは思うけど。