「海子?
・…やきそばとか買ってきたけど、食べる?」
「え、あうん!!
食べる。」
渡された箸を割って食べようとする私。
「はい。」
さりげなくパックを開けて渡してくれる優しさも…昔と何一つ変わっていない。
俊、髪伸びてる。
背も高くなってる。
毎日一緒に居ても、気付かない事って多いんだよね。
逆に気付かない事の方が多いのかもしれない。
「海子。
どうした?見つめてきて・…-。
そんなに俺、かっこいい?」
片目を少しウィンクして、カッコよく言ってしまう俊をかっこいい!!
そう思ってしまう私…-。

