【続】WolfPrince1







「海子?
・…やきそばとか買ってきたけど、食べる?」



「え、あうん!!
食べる。」




渡された箸を割って食べようとする私。



「はい。」



さりげなくパックを開けて渡してくれる優しさも…昔と何一つ変わっていない。




俊、髪伸びてる。




背も高くなってる。




毎日一緒に居ても、気付かない事って多いんだよね。




逆に気付かない事の方が多いのかもしれない。




「海子。
どうした?見つめてきて・…-。
そんなに俺、かっこいい?」




片目を少しウィンクして、カッコよく言ってしまう俊をかっこいい!!




そう思ってしまう私…-。