私と俊は運命だったのかな? まるで磁石のSとNのように私は俊に引き寄せられていた。 周りから見えている俊と目の前の俊は全く違っていた。 確かに口が悪いけど、それ以上に。 S男だった。 いつもあの完璧なルックスが私の心を狂わせた。 俊といると私はいつの間にか“俊ワールド”に飲み込まれてしまう。 俊>海子の関係は、今ではだんだん俊<海子に変わりつつあると思う。 だけど、やっぱり最終的に勝ってしまうのは俊なんだ。