私は俊の伸びる長くて筋肉の付いたたくましい手から逃げて行った。 コレ…絶対に襲われるかもしれない。 そんな恐ろしさから逃げていた。 「…いやっ! もう来ないでよ。」 「だから、なんで!って聞いてんのに、どうして答えてくんねぇの? あ…おい。 コラッ!海子。 待てって言ってんだろ! 逃げてるなんて卑怯だぞ。」 私は中庭の中を逃げ回っていた。 俊は息を切らしながら追いかけてきた。