海子を愛していた豊。 そして三角関係で対立する俺と豊を見守ってくれた誠也。 きっと豊は手放したくなかったはずだ。 ようやく手に入れたタカラなのに。 どうして手放す? そう何度も自問自答を繰り返しただろう。 そして俺には二度とできない。 …-別れ。 二人の間では最悪。 しかし、海子の幸せには最善の結末だった。