ビチャッ… 私が考え事をしながら、校門をくぐり抜けると 何かにぶつかった。 …そして、真新しい制服に黒いシミが浮かび上がる。 「あ、悪ぃ!」 その人の手には、空になったコーラのペットボトル。 …コーラかけられた?!?!?!?! 私は、その人を思いっきり睨んだ。 そして、慌てて素に戻っている事を思い出し、 ニッコリと微笑んだ。