次の日の放課後、私は聖帝に向かった。 もちろん、蓮見くんに会うために。 校門の前で待っていると前をいかにもエリートって人ばかり歩いていった。 蓮見くん、こんな学校の生徒なんだ。 すごいなぁ。 「コソコソ」 「コソコソ」 ぁ、こっち見てなんか言ってる。 …こっち見んな瓶底眼鏡。頭悪そうですいませんね。地獄耳なんですー。 イライラしながら蓮見くんを待った。