「…紹介したらあんたもあの人も反対するだろ」 「あら私は応援するわよ。女嫌いの薫が好きになるぐらいの女の子だもの。いい子に決まってるわ。それに、私も反対されて結婚したしね。まっあんたにそれくらいの度胸があればだけど。ヘタレくんっ。じゃーね凜子チャン」 そう言うとお姉さんは去って行った。 蓮見くんは地面を見つめている。 「ねぇっ…」 声を掛けるとスタスタと歩き出した。