「そうだ。博人に言わなくていいのか」 「「え?」」 そうか。 博人は私より蓮見くんと付き合い長かったんだ。 「そうだな。博人にも報告…」 「だろ。じゃお前ひとりで行ってこい」 アニキは蓮見くんにそう言った。 「…私は?」 「いいからひとりで行け」 「でも…」 蓮見くんも反論する。 「反対されたいのか?」 「「…」」 「わかった」 蓮見くんはそう言うと2階に上がっていった。