午後、蓮見くんが一人で私のもとに来た。 「あれ?柳くんと鹿波くんは?」 「お前の友達とどっか行った」 「ふーん。なら良かった。じゃ行こうか」 「おぉ」 なんか学校で蓮見くんといるって不思議。 「華学って楽しそうだな」 「うん。楽しいよ。勉強はできないけどね」 「勉強できてもつまんねぇよりよっぽどいいよ」 蓮見くんが笑った。 聖帝のことかな? 「ねぇ、どこ行く?お化け屋敷とかあるけど」 「…遠慮しとく」 「ハハッ。蓮見くん顔青いよ」 「凜子が青くさせたんだろ」 カワイイ。