「じゃうちのクラスは学祭の出し物は喫茶店でいいですか」

「「「はーい」」」

月曜日のHR、地味に委員長をやってるジミーこと鈴村が今年の学祭の出し物を決めている。

無気力な連中が多いこのクラスは楽な喫茶店で決定した。

「凜子、楽でよかったね」

「だね。あぁ今年は誰とまわろっかな。佐奈は達也とまわるでしょ?」

「もち。ごめん。蓮見くんでも誘ったら?」

佐奈が思い出したかのように言った。

「蓮見くん?他校じゃん」

「一人三人まで誘えるじゃない。昨日も結局二人きりでデートしたんでしょ?」

からかうように佐奈が言う。

「…。佐奈たちが悪いぢゃん」

「…まさか凜子、蓮見くんに恋した?」












「うん」