昼食をとってしばらく遊んでいるといつのまにか暗くなっていた。 「そろそろ帰ろっか」 「凜子、観覧車乗りたい?」 「え?でも高いとこ嫌でしょ?」 「凜子が乗りたいなら構わない」 「…乗りたい」 あまりにも遊園地の明るい光に照らされる蓮見くんが頼もしく見えたから。