まさかのアニキ登場。
ってこの状況ヤバい?
「てめぇやっぱり凜子に手出しやがったのか」
アニキはすでに蓮見くんの胸倉を掴んでいる。
「あれ?凜子のお兄さん?」
「お久しぶりです」
ちょうどいいところに愛子と奈津が来た。後ろから柳くんと鹿波くんも来る。
「久しぶりだな。愛子ちゃんに奈津ちゃん」
アニキは蓮見くんの胸倉を掴みながら笑顔で言った。
蓮見くんはまたも顔を引き攣っている。
さっきの俺様蓮見様はどこへやら。
「アニキ、離してあげて」
「嫌だ!」
ガキか!
「アニキっ!」
「チッ」
アニキは舌打ちしながら蓮見を離した。


