ヘタレ★ヒーロー



「しょうがねえな…。座るぞ」



蓮見くんが私の腕を引っ張った。

ちょっとドキドキしちゃったり。



私たちはそうして二人ずつ座った。


「俺、コーヒー。あんたは?」

「アイスティーで」


私たちは注文を済ました。







「…ナニ?」

「…え?」

私は蓮見くんを見つめていたみたいだ。

「えっと…君たち何者?」




出た言葉はそれだった。

髪型が髪型だし…。

博人関わってるみたいだし…。