廊下に出ると
懐かしい友──
「久しぶりっ」
「おぉ久しぶりっ」
と挨拶したのは優だった。
隣のクラスだからよく会う。
「めぇぐぅみぃ~」
声がする…
「あやかぁぁぁぁぁ」
彩香だった。
「恵美、おっちゃんにいつコクるの?」
えっ?いきなりその内容か…
「うーんとりあえず今は放置(笑)」
「駄目駄目」
「それより彩香も智哉とより戻さないの?」
「なーんで?」
「未練あるんだべ?」
「わかんない」
「ねぇ…めぐ…ちょっといい?」
振り向くと、はるがいた。
海陸の彼女だ。&
うちの仲良しさん。
「うん?いいよ?どした?」
はるの表情が暗い。
「あのね…………………」
「うん。どした?」
「海陸と別れたいの。」

