「その癖セックスの時だけは優しいんだからぁ。本当変な人~」
「…あのなぁ」
「そのギャップにそこら中の女が溺れてるに違いない、うん。私は溺れてないけどね~」
「…馬鹿かコイツ」
「ん~?」
次から次へと発する結菜の言葉が嫌でも耳に入る矢斗
酔っ払いの言葉とわかっていてもあまりにリアリティの有る事な為顔を若干引き攣らせていた
やがて車へ着くと、助手席へ結菜を乗せ運転席へ回り車を発進させる
帰宅するまでこの様な戯言を聞かされる事を思うと億劫でならなかったのだが
車を走らせて直ぐ、結菜が大人しくなった為ちらっと視線を横へと流す
座席シートに凭れながら眠りについている結菜を確認すればほっと一息つきマンションへと向かった。

