猛獣に射抜かれる様な愛



「ちょっとー、何するのよぉ?ナンパなら断るって言ってんでしょーがぁ…――」


「帰るぞ」


「はぁ!?何であなたに一々指図されなきゃなんない訳!?…あー……貴方見た事あるわ。何処かで見た事ある…」




酒が入り気持ち良く寝ていた所を起こされれば、先程までナンパされて居たのか適当に手をヒラヒラさせながら断りを入れる


だがその目は未だ閉じており矢斗の事に気付かず起こされた為か不機嫌に口元を尖らせる


矢斗は呆れて物が言えずに結菜の二の腕を掴み無理矢理席から立たせた


すると結菜は漸く欝すら目を開き矢斗の顔をじっと見つめるも、酒のせいで思考回路が上手く回らず適当に言葉を発し暫く矢斗を見つめた。