猛獣に射抜かれる様な愛



「なっ…!」




犯人の車には時限爆弾でも設置されて居たのか、警察官に因り連行され行く犯人へと視線を向けた


ざまあみろと言わんばかりにニヒルな笑みを浮かべる犯人を見、怒りが込み上げ数発ぶん殴ってやろうと足を踏み出した刹那


己因りも先に矢斗が犯人の傍へ着いており、思い切り犯人の頬へと握り拳を入れてぶっ飛ばした


結菜は足を止めてすぐ、何処からか呻き声が聞こえ結菜の胸がざわめく




“もしかして…巻き込また?”




咄嗟に炎上している車へと駆け寄ればそこには俯せで倒れている魁の姿が飛び込んで来た




「か、魁っ!!」




俯せで倒れている魁の身体を抱き起こせば、頭から血を流し意識が朦朧としているせいか虚ろな瞳の魁を見据えた




「だ、誰か!救急車!救急車を早く呼んで!」




結菜は他の隊員へと向かい、ただただ叫んだ。