猛獣に射抜かれる様な愛



「いってぇぇっ!てんめっ、もっと安全運転出来ないのか!」


「はぁ?!ホシを捕まえたんだから結果よければ全て良しだろっ?!」


「よく言うぜ!本来なら1時間あれば着く所を、道に迷い二時間もかかって漸く着いた癖によぉ」


「ならお前が運転すれば良かったんじゃねーか!人になすり付けてた癖に大口叩くな馬ー鹿っ!」




この声に聞き覚えのある結菜は顔を引き攣らせながら恐る恐る目の前のパトカーへと歩み寄った


視野に入って来たのは、見覚えのある二人。そう、特殊部隊の一員であり仲間でもある魁(かい)と仁(じん)だったのだ


この二人は似た者同士でもあり普段から痴話喧嘩が堪えない、そんな関係でもあるのだ