猛獣に射抜かれる様な愛




矢斗は爆破装置の線を切る為の道具を探しに行った。本気で…賭けに出るつもりなんだわ



どうしよう…矢斗まで巻き込みたくないんだけど…



犠牲になるのは私だけって方法ないのかな…。矢斗は頑固だから…きっと…説得に応じてくれないだろうし



そうこう考えている内に5分が経過し、矢斗がハサミやドライバーを持って戻って来た



まだ線を切る事は出来ない。今切って失敗したら逃げ遅れた人々を巻き込む事になるからギリギリまで切れない




「ねぇ矢斗。もう良い。こんな危険な賭けしないで」


「…お前は諦めるつもりか?」


「…それは」




矢斗は鋭い視線で私を見つめた後に、ドライバーで爆破装置のネジを外して行く。