猛獣に射抜かれる様な愛




女は水を飲むとコップをテーブルへと置き、立ち上がるや否や抱き着いて来た



女独特の香りが鼻をつき、俺はその女身を力づくで引き離す




「…何してんだお前」


「矢斗さん…私、本気で矢斗さんの事好きなんです…お願い…分かって欲しいの」


「…この際だからハッキリ言わせて貰うが、俺はお前みたいな女に興味はない」


「…そんな」


「これから先、何か期待を抱いているとしたなら…ただの時間の無駄だ。潔く諦めろ」


「……………」




女は言葉を詰まらせ目に涙を浮かべ歯を食いしばる。此処まで言やぁ馬鹿でも分かるだろ。