猛獣に射抜かれる様な愛



結菜を見送り再び中へ戻ると、俊也の前に歩みを進め目の前で足を止めた




「ほ、本気で殺されるかと思った。あんたのお陰で助かったよ。助けてくれてありがとな」


「……勘違いするな」


「んぐぅっ!?」




俺は勢い良く俊也の首元を片手で強く掴み、そのまま壁へと強く宛て付けた




「本気で助かったと思ってるのか?」


「…っぐ…っ…」


「お前の命を狙ってるのは結菜だけじゃない。俺もいるって事…忘れるな」


「…っ……ぐはっ!」




首を掴んでる事で脳へ酸素が少量しか送り込まれず顔色が悪くなる俊也



いっその事このままの状態を続けてやろうかと思ったが、唯一残っていた理性に止められ首から手を離し髪を掴み地へと顔を叩き付けた。