猛獣に射抜かれる様な愛



「…お帰り」


「まだ起きてたのか」


「眠れなくって」




矢斗はいつもの如く、相変わらずの無表情で帰宅しリビングへと入る



女の残り香は…しない



って事は女と居た訳じゃないのね。お酒の匂いもしないし…何処へ行っていたのだろうか



矢斗を追う様にしリビングへ入ると上着を脱ぎ上半身裸になり風呂場へと歩みを進める中、矢斗の低くドスのきいた様な声で言葉を発せられた



その一言を言うなり風呂場である脱衣所へと姿を消した矢斗



その言葉に私は耳を疑った。