猛獣に射抜かれる様な愛



五階に着きエレベーターを降りると長い廊下を歩いた先に“署長室”と書かれたドアの前で立ち止まる



署長室?



署長って…あの署長?



男はドアを二回ノックすると“どうぞ”と言う声がドアの向こうから聞こえれば“失礼します”と中へと足を踏み入れた。



その部屋は割と広く大きな革生地のソファーとテーブルと、奥には署長の机と思われる立派な机がある。



署長ってどんな人なんだろう



いかにも署長が座ります的な大きな背もたれのある椅子がクルッと反転すれば署長の姿に露になる。



え…?



その姿を見て私は開いた口が塞がらなかった。