猛獣に射抜かれる様な愛



「ねぇ助けたお礼っ……っ…」




その女は礼について述べた矢先、目眩がしたのかその場に崩れそうになった所を咄嗟に腕を背へ回し支えた




「大丈夫か?」


「…う、うん…何とか」


「飲み過ぎだ」


「んー、そうかも。でも大丈夫、いつもの事だから」




女は腕から離れると覚束ないフラフラした足取りで俺に背を向け歩いて行く



同じ姉妹でも性格やらが正反対な気がする。覚束ない足取りで歩く妹は酒が好きそうだが、莉菜は酒が飲めない



妹は無遠慮で容赦無い感じがするが…莉菜は控え目で人の顔色ばかり伺う女だった



同じ姉妹でも全然違うのな。