猛獣に射抜かれる様な愛



やはり元警察だけある譲から簡単には逃れられないみたい



かと言ってこのまま此処に居る訳にも行かない。早く何とかして出なきゃ…



両手首を拘束された状態でベッドから起き上がり譲へと視線を向けた




「ねぇ、寒いんだけど…何か羽織る物を肩からかけてくれない?」


「羽織る物?もしかして逃げようとか考えてるの?」


「そんな訳ないじゃない。万が一逃げるにしても、裸が何?私は裸でも平気で外へ出られるわ?」


「…あぁそうだったね。結菜は羞恥と言う言葉を知らない女性だった」




譲は笑みを浮かべれば近くにあるシルクのバスローブを肩へと掛け様とした刹那……



私は拘束されている握り拳を思い切り振り上げ譲の頬をぶん殴った。