猛獣に射抜かれる様な愛




ドアへと入ると辺りを見回せば表とは違い如何にも豪快そうなソファーにテーブルが置かれていてそのソファーへと促され腰を下ろした



譲は一度部屋を出て行くとカクテルを手に持ち戻って来た。そのカクテルは淡い橙色で思わず見取れてしまう程綺麗な色で




「結菜が前に好きだと言ってたフルーツカクテルだよ。飲んでみて」


「有難う。頂きます」



私はカクテルを受け取ると一口喉へと通し、程よい甘さとアルコールがマッチし美味しい為思わずもう一口、二口と喉を潤した




「どう?」


「美味しい!甘くて、でも飽きない味で。凄く美味しい」


「喜んで貰えたみたいで良かった」




嬉しそうに笑む譲を見ていれば自然と頬が綻ぶ中…あれ…?



譲が二人…?



視界がおかしい…頭がクラクラして…譲が…三人に……―――。