「…もう。驚いたじゃない」
「バレたらバレた時だ」
「ちょっと、それ困るんですけど!周りからうるさく言われるの嫌よ私」
「放っておけば良いだけの話だ。一々気にする程の事でもない。帰るぞ、歩けるか?」
「一人でも帰れ……っあ!?」
膨れっ面のままこの通り元気だと見せ様と勢い良く立ち上がった刹那、視界がぐらつき足元をとられてしまった
このままじゃまたさっきの二の舞に…………え?
そのまま倒れるかと思いきや、ぽふっと何かに引き寄せられる様に凭れ掛かった
―――ドクドクドク―――
これは…鼓動…?
鼓動だとしたら、誰の?
…矢斗?

