猛獣に射抜かれる様な愛



「ちょっと、それは私の銃よ。返して」




私は立ち上がると男の手から銃を強引に奪い開けていた服のボタンを閉めて行く。



なんなのこの男達。



いきなり部屋へ入って来るはおまけに私の仕事を奪うはで訳がわからないんだけど…。




「東条結菜(トウジョウユナ)。お前に用がある」


「…どうして私の名前知ってるの。あなた達は何?誰?なんなの?」


「来ればわかる」




結菜は私の本名…



この名を知ってるのはボスだけな筈…なのにどうして知ってるの…。



如何にも怪しい男達に来ればわかるって言われても…なんだかこの人達私と似た様な匂いがするし



出来れば関わりたくないんだけどな。