…ふと思った。 こんなに元気そうに見えてもここにいる人たちはみんな、病気を抱えている。 「俺の場合は再発がさ…あるんだよね。ちっちぇー男」 寂しそうな横顔が胸を苦しくさせる。 「俺の彼女は治らない病気だ。絶対に別れが来る、そばにいることしか出来ない」 やっべぇ。 視界がぼやけてきた。 街のいる前で恥ずかしー。 あーあ、よえーな。 これでも男かよ。 「わりぃ、こんな話して。またな」 街はきっと俺より強い。 病気のことだって怖くても闘おうとしている。