「悠くん。条先生ね、背中が泣いてた。果奈さんが大好きだって、訴えてたよ」 「あぁ、愛してんだよ、果奈さんのこと誰よりも。きっと天国の果奈さんにも届いてる」 俺は、こんな風に自分にいい聞かせられるのだろうか。 奈未にこの愛しさは届いているのだろうか。 「…ごめん、俺帰る」 自信ねぇや、ホントに。 「また、来てくれるよね?」 「あぁ」 奈未の目を見ずに病室を出た。